【ワークショップ】
2019年6月に「こうげMachi-cafe」というワークショップが開かれました
第3テーマは「音楽の魅力でまちを元気に!」
音楽に関心のあるメンバーが集まって話し合いがスタートしました
【当事者の視点】
まちを元気にするには、まちの未来を背負っている当事者、つまり中学生・高校生の視点が必要では?ということで
地元の中学3年生(いよいよ義務教育終了後のことを考える時期にさしかかっている)に故郷を考える授業を実施した先生からの情報提供
Q:上毛町をどう思いますか?
大半の生徒が開口一番に
「何にもない」
大人からすると
・自然豊か
・親切な人が多い
・のびのびと生活できる
・etc
しかし、将来を真剣に考えている思春期の若者には響いてないことがわかりました
Q:ではコンテナハウスであなたが望む企画を考えてみて下さい
当時の中学3年生が考えたアイデアの一部です
アイデアの底に流れているのは
●自由に集まっておしゃべりしたりゆったりできるちょっとお洒落な場
でした
そこで、「音楽の魅力でまちを元気に!」メンバーの脳裏に浮かんだのがこのイメージです
●今風のお洒落な曲を生演奏で聴ける場
●カフェしながら音楽やおしゃべりを楽しめる場
●場所が無くてあきらめている楽器経験者に、音出ししてもらえる場
中学生・高校生がリクエストする曲を生演奏で聴けたら、人生の岐路に立つ中3の若者の意識がすごく変わるのではないか、と考えました。
そこの意識が変わることで「まちを元気に!」に近づいていく!
【場所探し】
大前提としてこのプロジェクトは有志による予算ゼロ企画です。
●誰もが自由に訪れていい場所
●安全が確保できる場所
●音出しで周囲に迷惑かけない場所
●屋根と壁があり音響的に生音に向く場所
役場の企画課からは、大池公園水辺ステージを活用して下さい、と言われていたので音出しに行ったのですが
●広すぎて日射や風を遮るものがない。池に物を落とす恐れあり。
●音が散ってしまう。
●隣が宿泊施設なので迷惑になる。
●スズメバチに注意、まむしに注意、の立て札あり
●駐車場から距離があり機材運びが大変
●人目がないので、物騒である!
残念ながら、ここで音出しプロジェクトは無理と判断しました。
太平楽付近にも行ってみましたが、
●インターに向かう大型トラックの音が非常に大きい
●コワーキングスペースの邪魔になる
●宿泊施設がある
●蝉の声が大きくて演奏の妨げになる
残念ながら、ここで音出しプロジェクトは無理と判断しました。
幸いなことに、上毛町には、ぴったりの場所がありました。
「道の駅しんよしとみ」
●屋根と壁があるので音響的に生音演奏に向いている
●国道側に建物があるため、騒音が遮られて生演奏に向いている
●立地として、周囲に学校・病院・図書館・宿泊施設・民家がないので、生演奏に向いている
●フードテラス、FIEROがあるのでカフェしながら楽しめる
●常に人目があり、安全に過ごせる。
そこで、趣旨を駅長さんご理解いただいて、このプロジェクトがスタートしました
【音出し再開】
学生の頃楽器やってたけどやめている、という方がけっこういらっしゃいます。
中には、音楽が好き、楽器本当はやりたいけど、という方も意外に多いです。
やりたいけど、音出しの場所がない!
例えばフルートって音楽ホールに響き渡る生の音が出せる楽器です。これを一般住宅で練習すると近所迷惑。
やりたいけど、演奏の機会がない!
たとえば、クラリネットやってた人にとって、どこかの吹奏楽団に入ってガチ演奏するには仕事が忙しいし。。。
ということは、ぶらぶらと訪れて、ゆるっと音出しして、誰かが演奏を聴いてくれる場
があると再開できそうですよね。
このプロジェクトが少しでもお役に立てれば幸いです。